一級建築士事務所とも建築工房 BanBan MEMO&MEMO

人をつなぐ 心をつなぐ 時をつなぐ

ことばは難しい。。。

ご無沙汰になりました。
人をつなぐ こころをつなぐ 時をつなぐ
とも建築工房 伴でございます。

さて、今更かもしれませんが
ことば、呼び方の難しさというか
ややこしさを改めて感じました。

”三和土”
みなさんこれをどう読み、
なんのことかわかりますでしょうか?

”三和土”と書いて”たたき”と読みます。
Wikipediaによりますとこう書かれています。
三和土(たたき)は、「敲き土(たたきつち)」の略で、赤土・砂利などに消石灰にがりを混ぜて練り、塗って敲き固めた素材。3種類の材料を混ぜ合わせることから「三和土」と書く。叩き漆喰とも呼ばれる[1]土間の床に使われる。』(Wikipedia(

ja.wikipedia.org

)より引用)

私は日本の建築の玄関などの土間の仕上げとして
この言葉を習ってきました。
最近のお家などでは、
こんな仕上げをされるところは少なくなりましたが。。。

で、この三和土を仕上げにしたいということになり
ホコリが立ちにくいお掃除方法はないかと調べていました。

すると

三和土のお掃除方法
三和土のお手入れの仕方
などなど
たくさん出てくるじゃないか!

そんな三和土って使ってる?

と、思いきや

おいおい、これタイル貼りやん‼️
三和土ちゃうやん‼️

と、玄関のお掃除方法ばかりでした。

土で固められて仕様、仕上げのことを
”三和土(たたき)”といっているので
”三和土(たたき)”のことを”玄関”のこととは思ってませんでした。

”玄関”のことを”三和土(たたき)”というのは
正しいのかどうかわかりませんが、
そんなことを知り、ことばや名称ってむずかしいな。
と感じました。

しかしながら、
この言葉の変化も
歴史なんだとも感じたしだいです。

建築の部位の名称も
昔から続くことばが多く入っています。
そんな言葉も大切に
受け継いでいきたいものですね

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ちょっと荒れていますが、改修前の現況の三和土(たたき)